日本語パートナーズ派遣前研修を終え、いよいよ現地での活動が始まる、、
この記事ではそんな私の渡航直前の日常に焦点を当て、何をしたか振り返っていきます。
研修を終えて
1ヶ月の研修を終えて分かったことは、日本語パートナーズは一つのプログラムでありながらも、「活動に参加する」というマインドではなく「自ら活動を作っていく」という意識が求められるということでした。
もちろん研修では様々なことを学びましたし、実際に現地で役立つこともたくさんありました。しかし、それぞれの学校の環境や状況も違う中で、最終的にいつどこで何をするかはカウンターパートの先生や学校のスケジュールと相談しながらNP自身が決めることになります。
渡航前の準備も同様で、基金が正解を示してくれるわけではありません。自分で準備するべきものは揃え、また必要であれば学ぶ必要があります。
教材・資料収集(文化紹介の準備)
NPは日本語教育のアシスタントであり、文化紹介のプレゼンターでもあり、現地文化を学ぶ学習者でもあります。とはいえ、現地学生から見れば一人の立派な日本人の先生。その意識を持って胸を張って学校に通える準備をする必要があります。
アイディア出しはもちろんのこと、具体的な授業のイメージができるまで一つ一つの構想を組み立てていきます。ある程度のところまで来ると、インドネシアでは手に入らないであろう道具をスーツケースに詰めるべく、買い出しに行くことになりました。
ダイソー、Cando、セリア、ドンキなどを回りながら現地での活動の様子をイメージし、買っていくことになります。もちろんオンラインショッピングを利用することも多々ありました。
文化紹介は、渡航に向けて一番時間を費やした準備でもあります。
そのため、こちらの記事で詳しく紹介していますので参考にしてください。
資料作り
ここでの資料作りは主にパワーポイントなどのスライド作成です。文化紹介では優しい日本語を使いつつも、視覚的に生徒に伝える工夫がなるので非常に重要な作業です。
ただ、実際にどんな授業をするかということは現地に行ってからカウンターパートの先生と相談しながら決めることになるので、全てを作っていくのではなく(大忙しでそんなことをできませんが、、)ある程度の型を作っていくことにしました。実際に研修でもそれが望ましいと言われました。例えば書道であれば「書道とは何か」「道具の紹介」「書き初め・今年の漢字」「筆の持ち方」など紹介する要素を箇条書きのように決め、最低限の資料だけ準備するといった感じです。
用意する数は研修中に過去の報告書に基づき、最低10テーマ、どんなに多くても25は超えないと考え、日本では25程度アイディアを出しつつ、実際には15〜20程度緩く資料を作っていくという形にしました。
ワザ特訓
モノが揃ってもプレゼンターとして文化を紹介できなければ意味がありません。
けん玉、折り紙、踊り(ソーラン節や盆踊り)、着物の着付け、巻き寿司をはじめとし、個人的に紹介できるレベルにないものを、それが例え遊びであっても大真面目に練習していきました。
そもそもそんな直前の練習で伝えられるものではないという意見も、もちろんあります。例えば書道や茶道といったものは素人が語れるようなものではないでしょう。確かに研修でも日本語パートナーズとして無理に背伸びをする必要はなく、日常的な文化や違いを紹介することが役割であるとされています。しかし、日常的な文化に加えて伝統的な文化をその歴史から簡単に説明することで、日本の文化や社会に対する理解の手助けになると私は考えています。そのため、生徒が自発的に調べたり学びを深めるきっかけを作るという意味でも、完全なものではなくても実際に体験したり触れさせるというのは非常に有意義だと思っています。
生活準備
準備をしていると学校活動の準備ばかりに目がいってしまい、渡航日が見えてきて逆に焦ったのが生活準備です。もちろんですが派遣校で元気に活動するためには、身の回りを整え、健康でいることが最低条件です。慣れない環境で暮らすにあたって、少しでも備えがあると安心です。服装はもちろんのこと、常備薬やその他の衛生用品は、渡航先の環境をよくイメージして準備することが求められます。
具体的な持ち物についてはこちらの記事で紹介しています!
現地語の復習
研修でも散々言われましたが、現地語ができないと生活が辛くなります。日本語パートナーズは授業の活動の主な部分は母語である日本語を生かすことができるものの、日々の買い物や食事、そして職員室でのコミュニケーション、場合によってはカウンターパートの先生とも最低限のインドネシア語を用いる機会があります。
私は研修以前から学習歴があったので比較的現地語にかけた時間は少ないと思いますが、それでも時間があればインドネシア語に触れるようにしていました。
人との関わりも準備に!
渡航前ともなれば友人や親戚と会う機会もNPの準備の一環として活用することができます。武道の経験者に普段は聞いたことのなかった稽古などについて聞いてみたり、親戚の子供に最近のランドセル事情や漢字ドリルの使い方を調査したり、高齢の親戚の家からは思わぬところからもう使っていないという着物帯が出てきたりと、少し話題を振るだけで現地で活用できそうな素材がそこらじゅうに転がっていました。私はある程度足りないものや知りたいことのリストを作っておいたのでネットで調べたりお店で購入するだけでなく、より自然な方法で様々な角度の日本を紹介する準備が進められたと感じています。
なぜ今生える親知らず
さて、渡航まで2週間を切ったある日、突然奥歯に違和感が。魚の骨が刺さったと鬱陶しく思っていると、数日してそれが歯だということが判明。初めての親知らずに驚いて調べると、抜歯から抜糸まで10日ほど要するとの情報が、、、、
しかも近所の歯医者は定休日。
かなり焦りましたがチャッピーで調べた日比谷の親知らず専門院で即日抜歯し、渡航2日前に抜糸。なんとか間に合いました。
親知らずは少しトリッキーでしたが、歯の治療は海外保険についていないことは研修でも指摘されていました。時間があるうちに歯医者の予約をお勧めします。
体調を整える
さて、あえて書く必要もありませんが、直前は体調管理にいつも以上の注意を払いました。ジャカルタでの研修から赴任地に移動し、学校に行くまではほとんどゆっくりする時間がありません。風邪を引いたり、少しの辛い食べ物でダウンしないためにも、免疫を高く保って渡航できるように意識しました。
いよいよ渡航!
当日は空港に集合し、研修のメンバーと再会し団体行動で飛行機に乗り込みます。
どの準備が特に重要だったか、役立ったかという点も記事にしようと思っています。是非参考にしてください!