【完全保存版】パリで病院にかかる方法|旅行者・留学生向けフランス病院ガイド(体験談+フランス語フレーズ)

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「パリで体調を崩したらどうしよう?」

「フランス語が不安だけど病院に行ける?」

そんな不安を抱えている方は多いはずです。

この記事では、実際に私がパリ留学中に腹痛×発熱で病院へ行った体験談をベースに、

  • パリで病院にかかる手順
  • 留学保険や旅行保険の使い方
  • おすすめの病院リスト
  • 診察や薬局で役立つフランス語フレーズ
  • 緊急時の番号や対応方法

を徹底解説します。

留学生はもちろん、観光や出張でパリを訪れる方にも役立つ「完全保存版」です。


私の体験談:パリ留学中に病院へ行った話

留学も終盤に差しかかった3月。高熱+腹痛が1週間以上続き、薬局の薬でも改善しない状況でした。

「もしかして謎のウイルスに感染したのでは?」と不安になり、大学指定の留学保険を使って病院へ行くことを決断。

保険が大活躍

  • 診察料・検査費用が全額免除
  • 立て替えも不要
  • 薬代:無料(処方箋で薬局へ)

受付で保険証(日本で印刷していた書類)を提示 → 簡単な書類記入 → そのまま診察・検査という流れでした。

フランスの医療費は高額ですが、保険のおかげで無料で受診できました。


パリ・アメリカンホスピタルでの受診体験



私が利用したのはAmerican Hospital of Paris(パリ・アメリカンホスピタル)


パリ郊外にある国際対応が非常に充実した私立病院で、英語や他の言語でも対応可能。旅行者や留学生、日本人にもよく知られています。

ネットで調べても上位に出てくるし、留学生仲間の間でも「困ったらここ」という定番でした。

また、日本人医師がいることでも有名でした。

ただ、電話で問い合わせると「日本人医師は先週辞めました」とのこと。いやタイミング(笑)。

※2025年3月時点では後任を探していると言われたので、今は日本人医師が復帰しているかもしれません → 最新情報はこちらでご確認ください。


緊急外来での受診

日本人医師の予約は必要でしたが、緊急外来(Urgences)は予約不要だということを聞き結局直接行くことにしました。(→公式サイト

正面玄関を抜け、左に受付を見ながら右奥の庭を抜けると救急外来の小さな待合室がありました。

正直、熱と腹痛で緊急外来に行っていいのかとも思いましたが、全然そんな心配をする必要はありませんでした。

のちにフランス人に聞いたところ、予約が面倒だから直接行く人も多いそうです。それもどうかと思いますが(笑)

実際の流れ

  1. 大きな受付窓口で保険書類を提示、基本情報を記入
  2. 15分ほどで小部屋に呼ばれ、症状のヒアリング(フランス語 or 英語対応可)
  3. さらに15分後、血液検査・診察 → 機械で追加検査
  4. フランス人スタッフが日本語で話しかけてくれる場面も(国際対応に慣れている)
  5. 1時間ほど待機 → 結果は「ウイルスではない」 →痛み止めの処方箋を受け取り終了

数日後にはすっかり治り、原因は結局不明でした。

フランス語でやりとりする中で、時々意味がわからないこともありましたが、その時は聞き返すと優しく誠実に対応してくれました

やはり病院ということもあり、患者への配慮は徹底していると感じました。

「保険+国際対応病院」の安心感は絶大だった ——これが率直な感想です。


パリで病院にかかる流れ

私が行ったのは大型病院の緊急外来でしたが、もちろん他の選択肢もあります。

病院の種類

  • Cabinet médical(診療所):街角の小さな診療所。予約制。かかりつけ医に近い役割。
  • Hôpital(病院):大学病院や大規模病院。救急外来あり。重症時はこちら。
  • Clinique(クリニック):私立の病院。待ち時間が短く、設備が良いことが多い。

必要な持ち物

  • パスポート(本人確認用)
  • 保険証(留学保険・旅行保険)
  • 支払い用のクレジットカード(保険が効かない場合に備えて)

支払い方法

  • 保険証を提示すればキャッシュレス対応可能
  • 保険未加入の場合は立て替え払い → 後日請求

フランスの医療制度




フランスには国民健康保険(Carte Vitale)がありますが、3か月以上の留学生など条件を満たす場合を除き加入ができません。私は作ることもできましたが作っていませんでした。

したがって、旅行や短期滞在、短期留学の場合、民間の留学保険・旅行保険が命綱です。


緊急時の番号

  • 15:SAMU=救急
  • 18:消防
  • 112:EU共通緊急番号

→旅行者や留学生は 「112」 を覚えておくのがおすすめ。ただしあくまで緊急時用です。軽い体調不良で使うものではありません。


薬局(Pharmacie)の利用方法



フランスの薬局は緑の十字マークが目印。

処方箋を持参して薬を受け取る流れは日本と同じです。

症状が軽いときは、薬剤師に直接相談すれば市販薬を提案してくれます。

よく使うフレーズ

  • C’est sans ordonnance ?(処方箋なしで買えますか?)
  • Avez-vous quelque chose pour la fièvre ?(熱に効くものはありますか?)

診察で役立つフランス語フレーズ

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症状を伝える

  • J’ai de la fièvre.(熱があります)
  • J’ai mal au ventre.(お腹が痛いです)
  • Je tousse.(咳が出ます)
  • J’ai la diarrhée.(下痢です)
  • Je suis constipé(e).(便秘です)

医師からの質問

  • Vous allez à la selle ?(お通じはありますか?)
  • Depuis combien de temps ?(どのくらい前からですか?)
  • Avez-vous des allergies ?(アレルギーはありますか?)
  • Où avez-vous mal ?(どこが痛いですか?)

まとめ:パリで病院に行くのは意外と簡単!

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  • 保険があれば、診察・検査・薬が無料やキャッシュレスになる
  • 緊急外来は旅行者や留学生でも利用可能
  • 最低限のフランス語を覚えておけば安心

病院に行くような状態にならないのが一番ですが、もし万が一パリ滞在中に体調を崩しても大丈夫です。

今回の記事の内容を押さえておくことで、不安なく対応できます。

👉 この記事をブックマークしておけば、パリ滞在中に体調を崩したとき必ず役立つはずです!


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