【使用歴6年】Hello Talk というアプリで多言語話者になった話。

今日は私の多言語学習の効率が爆発した『Hello Talk』というアプリについて解説していきます。私はこれまで6年間このアプリを使ってきており、現在課金をして永久VIP会員になっています。
なお、この記事はアプリの宣伝目的で書かれた記事などではありませんのでご安心ください。
外国語を話せるようになりたいという人々のニーズに応える形で日々新しい言語学習アプリが生まれているこの時代において、Hellotalkとはどんなアプリで、なぜ私がおすすめするかを、経験に基づいて紹介する記事になります。

HelloTalkとはなんぞや



Hellotalkは簡単に言うと、世界中のネイティブスピーカーと直接言語交換をしながら語学を学べるSNS型のアプリです。言語交換というのは、お互いが目標言語を学び合うということです。日本語を学びたい韓国人と、韓国語が学びたい日本人がいれば、そこには言語交換が発生するのです。ここで重要なのは「学び合う」ということです。このアプリを使うにあたって日本語教師のように日本語を上手く教えられる必要はありません。お互いが母国語を話せることが「先生ー学習者」という緊張感のある関係を生まず、私が日本語を話しているときは相手は学んでいるし、相手が韓国語を話している時は私は学んでいるというフラットで気軽な学習ができるとうわけです。また、SNSと言っても写真や動画ではなく、言語学習が中心にあるのがこのアプリ空間です。例えば、ふとした時の呟きや、日記を学んでいる言語で発信したり、世の中で起こっていることについて気軽に外国人と話すということがこのアプリでできることです。一方で6年間使ってきた実感としてこのアプリを単なるSNSと括ってしまうと正しくないと感じます。以下、もう少し詳しく解説します。

このアプリで何ができるのか?

HelloTalkには主に3つの機能があります。実際には技術進歩とともにアップデートが都度されており、最近ではAI機能や読解、リスニング、また単語帳などDuolinguo的な機能も搭載されてきたのですが、このアプリの核となっている利用者同士の交流を通じての学習機能を紹介します。(私は基本的にこの3つの機能を使ってきました)

1、チャット機能

チャット機能はその名の通り、メッセージを使って相手と会話練習をすることができるというものです。音声メッセージを送ったり、写真や動画を送ったり、音声通話をすることができるという点ではLINEなどのメッセージアプリの標準的な機能が備え付けられています。
チャットの始め方は簡単です。基本的には自分が勉強したい言語、例えばアラビア語で言語パートナーを検索することができます。これは国や地域、性別や学習レベルなど条件をつけることが可能です。(絞り込みを一定以上細かく行うには課金が必要)
相手から来ることもあれば自分からメッセージを送ることもありますが、どのように話し始めるかに関して特にルールはないので自己紹介から始まったり、いきなり「今何してる?」から始まることもあります。
お互いに言語を練習しにきているとわかっているので、わざわざ改まって「初めまして」と挨拶しなくても良いところも非常に便利なポイントだと感じます。
このチャットルームには以下のような言語学習に関わるサポート機能が充実しています。
  • 相手や自分のメッセージをワンタップで翻訳できる「自動翻訳機能」
  • ボタンを押して書かれたメッセージ内容の発音を聞く「音声再生機能」
  • お互いに会話の流れを止めずに間違いを指摘できる「文法修正機能」

2、投稿機能

投稿は短いフレーズから長い文章まで好きな言語で投稿することができます。日本語で何かを紹介してみたり、勉強中の言語で日記を投稿してみたり(するとネイティブがコメント欄で添削してくれます)、また音声をアップすることも可能なので文章を読んで発音を指摘してもらったり、単純にこの言葉の意味はなんですか?と聞いたりすることも可能です。たまに日本人かと思うくらい流暢な発音で日本の歌を熱唱している人がいたりします。SNSのように写真を投稿することもでき、お互いのことを知れるのでそこからメッセージを送ってチャットルームで言語交換をすることもあります。

3、ボイスルーム

これは最大8人が同じ部屋で通話できるというものです。ボイスルームは言語ごとにカテゴリーされており、誰でも開くことが可能です。例えば英語の会話を練習したいときはenglish conversationなどとタイトルをつけてルームを開き、誰かが入るのを待ちます。利用者が多い言語だと1分も経たないうちに入ってきますし、私のように長年言語パートナーを増やしてきた人だと1分以内に話したことのある誰かが入ってきます(笑)
またステージに手を上げなければラジオ感覚で聴くことも可能で、作業しながら、移動しながらも耳慣らしをすることも可能です。ステージには手を挙げ、ホストが承認することで上がれます。(ホストが招待することもあります)
ボイスルームの中身には大きく分けて以下のタイプがあります

  • ネイティブが語り合っている
一つ目のパターンはネイティブ(もしくはほぼネイティブレベル)の話者が言語学習というよりも文化的な討論をしたり、日常生活を語り合っているというルームです。例えば英語圏やスペイン語圏だと同じネイティブでも国が違うことが多いのでお互いの文化や国の状況について教えあったりしています。文化交流やコミュニケーションに重点が置かれている場合が多いです。学習者としてはリスニングの練習になりますし、上級者なら会話に参加することができます。

  • 学習者が話している
二つ目のパターンは中上級くらいのレベルの学習者同士が話しているルームです。言語を学んでいるという感覚はあまりありませんが、忘れないように言語を練習したり、さらに上級を目指してテーマを決めて議論をしている場合などもあります。聞いている側にネイティブがいたりすると、その場でライブのコメント欄で文法や表現を訂正してくれます。また、多くの学習者の中に少数派のネイティブが混ざっている場合も多く見られます。ただ先生ー生徒という構図にはならず、会話を通して学習者側が学んでいくという自然な学習が可能です。またこのような場合、ネイティブ側が学習者側の言語を勉強していたり、その国に住んでいたり、旅行を計画していたり、文化に興味を持っている場合が多いため、彼らは言語以外のことを学ぶことができWin-Winな関係が成り立ちます。途中で言語が交代することもよくあります。

  • 初心者が助けを求めている
ボイスルームは言語の練習をするだけの場所ではありません。日本語が話せる目標言語のネイティブを探してその国について理解を深めたり、目標言語をマスターした日本人に言語学習の方法やおすすめの教材を教えてもらったりすることが可能です。例えば私はアラビア語を学び始めの時、初級文法を教材を使って学びながら、アプリでは日本語のできるアラブ人や、現地に住んでいる日本人との会話を通じてアラブ世界に対する理解を深めていきました。「海外」というと西欧世界や中国韓国などの身近な国が真っ先に思いつくことが多いですが、それ以外の地域の言語を学ぶ時には全くの異世界に飛び込むつもりでまずその場所の環境や人々と直接対話してみることが大切だと私は思います。言語以前に文化を知ることが会話にもつながるからです。
なおルームによって性質が異なるので、とりあえず入ってみて、合わないと思ったら抜けて次のルームに行くことが慣習です。いきなり話している途中に抜ける人もよくいます。
会話練習のハードルがとても低くなるように設計されています。
またルームにはトピックを選んだりする機能もあるので、コミュニケーションに不安がある方も安心して会話を続けやすくなっています。
どうして話せるようになったのか?
私がこのアプリを使って話せるようになった最大の理由は言語学習を言語に集中せず行うことができるようになったからだと思っています。コミュニケーションの道具として言語を使い、伝えたいことを伝えることに専念するという環境が実際のコミュニケーションにはあります。どんなに難しい練習帳を買ってその文章が訳せるようになっても、その文章を心から言いたいと思っていなければそれは翻訳の勉強にしかならず、実際に話せる瞬発力と実用性は身につかないのです。
言語学習法というのは時代によって変遷があったそうです。ざっくりとですが、かつては文法訳読法と言って文法と単語を文章をひたすら翻訳し、練習問題をこなすような勉強法こそ王道だとされてきました。その後、コミュニケーションを実際に行う練習が過小評価されているのではと言われるようになったりして、学校の英語教育も変わりつつあるわけです。
もちろん単語と文法も大事で、それに重ねてコミュニケーションの練習をしていくことが求められます。しかし、日本の英語教育は読むことや文法への偏りがあるので、真面目に学校教育を受けているほとんどの人は学校を卒業しても同じように勉強して、他の言語を勉強するときも永遠に単語帳で勉強し、映画やドラマで受動的な言語学習を続け、会話の練習を先送りにしてしまいがちなのです。

出会い系アプリなのか?

語学学習アプリには出会い系として利用する人が多いようなアプリも存在しますが、Hellotalkは言語学習として使っている人が本当に多いと感じます。一つの要因として、目標言語と母語の情報を元に練習相手のリストが表示されるのでマッチングアプリのように会うことを前提に設計されていません。自分の住んでいる場所は非表示にできますし、情報は最小限でOKです。
もちろん、誰でも自由に使えるアプリである以上、出会い系目的の人間は存在します。でもそれはアプリのせいではなく人間社会を見ればわかることです。アプリでは明確に言語学習目的のみが許されると規定されています。そんな中、女性の方が使いづらさを覚えるというのはよく聞くので何点か工夫できることがあります。
  • 年齢設定をしないもしくは99歳などにする。
  • 性別を男に設定する
  • プロフィール写真をフリー素材のおっさんにする
基本的に虚偽の設定はルール違反ですが、言語学習をするために必要なことであればこの程度は許されていて、こうしている人がよくいます。
VIP会員になるべきか?
HelloTalkにはVIP会員というものが存在し、年会費を払うことで追加的な機能を利用できるようになっています。VIP会員の機能を簡単に挙げておきます。
  • チャット画面での翻訳無制限
  • 1日に始められる新しいチャットが25人まで(無料会員だと5人まで)
  • ボイスルームの一日利用時間が無制限
なおVIP会員にはいくつか種類があり、1年単位のものから生涯VIP会員まで幅広いプランがあります。よくCMや広告で見かける語学教室の価格などを見ると、個人的には永久会員でも割安だと感じます。
無料でも十分使えるので、まずはダウンロードして利用してみるのをお勧めします。どんなアプリにも向き不向きがありますからね。

どう使うべきか?

言語学習には人それぞれの方法がありますから、このアプリの使い方も十人十色だと思いますが、学習の段階別に使い方の一例を紹介します。

初級

言語学習の初級は基礎文法を固め、基本単語を覚えるところから始まります。この段階では急にに話を始めてもネイティブ相手にコミュニケーションをとることが難しいです。なので、まずチャットを使って話すことをお勧めします。その言語で挨拶を送ってみるだけでもOKです。話始めによく出てくるフレーズや受け答えが、場数を踏むことでわかってきます。
ボイスルームを自分で開いてみるのもおすすめです。目標言語でボイスルームを開きつつ、タイトルを「〜語初心者です。教えてください。」などとすると日本語がペラペラなその言語のネイティブスピーカーが入ってきてその国について教えてくれたり、その言語に堪能な言語学習の先輩日本人が入ってきたりしておすすめの教材を知ることができたりします。
初級はアプリ以外での基礎固めをしつつ、Hellotalkを活用して簡単でよく使うフレーズのやり取りの場数を踏み、その言語文化圏に興味を持って親しむというのがおすすめです。

中級

中級になると一対一の基本会話はこなせるものの、手に届く範囲のトピックを越えたり、集団の会話にはついていけないという壁が見えてきます。そんな時にはボイスルームがおすすめです。目標言語のボイスルームに入り、積極的に話してみることが会話の経験値として溜まっていきます。文化にもよりますが、テーマを考えて議論を始めてみるのもいいでしょう。とにかくこのアプリで意識するべきことはコミュニケーションの中身を楽しむということです。言語はツールと考えて、新しいことを学ぼうとする意欲があれば自然と言語は上達します。

上級

上級の定義にもよりますが、意外とアプリでの上達に限界が見えてくるのが上級と言ってもいいかもしれません。なぜなら、上級にもなると会話のレベルが高くなるため相手がネイティブスピーカーであっても馴染みのないテーマであると話が弾みづらいからです。日本語が母語でできるからと言って、日本語で現代の環境問題についてペラペラ話せるわけではないですよね。というわけで上級になると、自分がなぜこのアプリを利用しているか目的を明確にして、ネイティブスピーカーの中でも自分の目的に合った相手を探すことが重要となります。

まとめ

私がこれまで言語学習を続けてこれたのは、文法や形式よりもコミュニケーションを楽しみながら、新しいことを知るというところに重点を置く環境を常に作る努力をしてきたことが最大の要因だと思っています。まだまだどの言語もペラペラに話せるという訳ではありませんし、言語学習の専門家でもありませんが、新しい言語を学ぶのに一番大切なのは続けることだと断言できます。それにはモチベーションを保つことが必要ですし、そのためには新しいことを知るのを楽しいと思える好奇心をくすぐられるような環境に身をおくのがポイントです。
完全無料で使えるので、言語学習で行き詰まっている人は是非試してみてください!
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